足裏の痛みの原因 - 外反母趾、ハイアーチ、足底筋膜炎
女性の間に起こり易いが「外反母趾」も足裏の痛みの原因としてポピュラーです。外反母趾とは足の親指が外側（小指側）に向かって反ることで、症状の悪化した例では親指（第１指）が第２指の上や下に完全に重なってしまったり、親指の付け根の間接が変形を起こして赤く腫れ上がったりします。
外反母趾の原因としてはハイヒールなど踵の高い靴などを履くことで体重が足の先端側や指にかかり、さらに先端の細くなった形状の履物によって足の親指の向きが矯正されてしまうことにあります。ちなみに外反母趾は開帳足を併発しているケースも多いようです。
続いて「ハイアーチ」は凹足とも呼ばれ、足の甲が極端に高くなり、アーチが大きく湾曲した偏平足とは全く逆の状態を呈します。症状的には衝撃の吸収が上手く行えず、負担が局所に集中してその部分に必ずと言っていいほどタコや魚の目を発生させます。
そして「足底筋膜炎」は足の裏に薄い膜のように張った腱膜が炎症を起こしたり、断裂を起こしたりするもので、起床時の最初の数歩に痛みを伴うのが症状の特徴です。主に過度のランニングやジャンプ、ダッシュとストップを繰り返すスポーツ選手や長時間の立ち仕事をする方に起こり易い障害です。